職務上請求とは?

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行政書士の「職務上請求」とは,

相続手続きで戸籍などを取得する方法

相続手続きでは、亡くなった方の出生から死亡までの戸籍を集めたり、相続人の戸籍や戸籍の附票などを確認したりする必要があります。

しかし、相続人が多かったり、本籍地が何度も変わっていたり、遠方の自治体に戸籍がある場合には、必要な戸籍をすべて集めるだけでも大きな負担になります。

このような場合に、行政書士が業務上必要な範囲で利用できる制度の一つが、**「職務上請求」**です。

職務上請求とは?

職務上請求とは、行政書士などの一定の資格者が、その資格者として受任した業務を遂行するために必要な戸籍謄本・住民票等を、職務上請求書を使用して請求する制度です。

一般の方が自分自身や親族について戸籍を請求する場合とは異なり、行政書士が受任した業務を進めるために必要な範囲で利用します。

ただし、行政書士なら自由に戸籍を取得できるという制度ではありません。

依頼を受けた具体的な業務との関連性があり、職務上必要な場合に限って利用できる制度です。

相続手続きで職務上請求を利用するケース

相続業務では、例えば次のような場面があります。

① 被相続人の出生から死亡までの戸籍を収集する

相続人を確定するためには、亡くなった方の出生から死亡までの戸籍を確認する必要があります。

本籍地が途中で変更されている場合には、複数の市区町村に戸籍が存在することもあります。

行政書士が相続手続きの依頼を受けている場合、必要な戸籍を職務上請求によって収集することがあります。

② 相続人の戸籍を確認する

配偶者や子など、相続人の戸籍を確認する必要がある場合があります。

特に、相続人が遠方に住んでいる場合などには、戸籍収集の負担を軽減できる場合があります。

③ 戸籍の附票などで住所を確認する

相続手続きでは、戸籍だけでなく住所の確認が必要になることがあります。

戸籍の附票には、その戸籍に記載されている人の住所の履歴が記録されています。

例えば、相続人の現在の住所や過去の住所を確認する必要があるケースでは、戸籍の附票を確認することがあります。

海外に住んでいる相続人がいる場合にも

相続人の一人が海外赴任や海外居住をしている場合、相続手続きが複雑になることがあります。

例えば、

– 相続人が海外に転出している
– 日本の住民票がなくなっている
– 日本の印鑑証明書を取得できない
– 海外の住所を確認する必要がある
– 遺産分割協議書への署名方法を検討する必要がある

といったケースです。

このような場合も、まず戸籍や戸籍の附票等を確認し、相続人の状況を整理することが重要です。

そのうえで、必要に応じて遺産分割協議書の作成や、金融機関への相続手続きなどを進めていきます。

職務上請求と「勝手に戸籍を取る」は違います

職務上請求について、誤解されやすい点があります。

行政書士は、職務上請求を利用すれば誰の戸籍でも自由に取得できるわけではありません。

あくまでも、

「依頼された業務を行うために必要であること」

が前提となります。

そのため、請求の際には請求目的や必要性を明確にしておく必要があります。

行政書士には、職務上請求書の適正な使用が求められています。

ご本人が取得する場合との違い

もちろん、相続人ご本人が市区町村の窓口や郵送請求などによって戸籍を取得することもできます。

しかし、

「どの戸籍を取ればよいのかわからない」

「本籍地が何度も変わっている」

「遠方の自治体に戸籍がある」

「相続人が複数いる」

「海外に住んでいる相続人がいる」

といった場合には、戸籍収集そのものが大きな負担になることがあります。

行政書士に相続手続きを依頼することで、必要な戸籍の整理・収集から、その後の相続関係の確認、遺産分割協議書の作成などをまとめて進められる場合があります。

法定相続情報一覧図の作成にも

相続関係を整理する方法として、法務局に「法定相続情報一覧図」を提出する制度があります。

相続人を確定するためには、戸籍関係書類を正確に確認する必要があります。

行政書士が相続関係の資料を整理し、法定相続情報一覧図の作成・申出に必要な書類を準備することで、その後の銀行などの相続手続きを進めやすくなる場合があります。

行政書士に相続手続きを相談するメリット

相続手続きは、単に戸籍を集めるだけではありません。

相続人を確定し、財産の内容を確認し、必要に応じて遺産分割協議書を作成し、その後の各種手続きを進めていく必要があります。

特に、

– 相続人が遠方にいる
– 相続人の一人が海外にいる
– 被相続人の本籍地が何度も変わっている
– 相続人が誰になるのかわからない
– 銀行口座が複数ある
– 戸籍の集め方がわからない

という場合には、早めに専門家へ相談することをおすすめします。

当事務所では、大阪市鶴見区を中心に、相続・遺言に関するご相談を承っております。

戸籍の収集、相続人の確認、遺産分割協議書の作成、法定相続情報一覧図に関する手続きなど、相続手続き全体を見ながらサポートいたします。

「自分で戸籍を集めてみたけれど、これで全部なのかわからない」という場合でも、お気軽にご相談ください。

相続手続きは、まず相続人を正確に確認することから始まります。

行政書士の職務上請求を適切に活用し、必要な戸籍関係書類を整理することで、その後の相続手続きをスムーズに進められるようサポートいたします。 

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